書体デザイナー

日本語は、実に多種多様な文字を混在して使用します。 中国から伝わった漢字、その漢字の省略から生まれた「ひらがな」や「カタカナ」、そして欧米の「アルファベット」等です。 これらの文字が1つの文章中に自在に組み合わさって、日本語独自の味わいのある深い文章表現を可能にしています。
私たちは、古来からある明朝体・ゴシック体といった日本の伝統的な書体とは一線を画す、オリジナリティのあるタイプフェイスに挑戦しています。 斬新でありながらも「造形の美的バランス」と「文字の可読性」この両立をコンセプトとした新しい日本文字書体の創出です。 これからも私たちは「個性を美しく強く主張し、コミュニケーションする表情のあるタイプフェイス」を創作していきます。

葛本 京子(かつもと きょうこ)

Kyoko Katsumoto

プロフィール:
1977年、株式会社ジャパン・アド・クリエイターズ入社。アートディレクターとして大手企業の広告制作に従事。1988年、株式会社視覚デザイン研究所設立、代表取締役。

所属団体:
日本タイポグラフィ協会(2006-2008/2011-2012 知財委員長)。タイポグラフィ学会。日本工業所有権法学会。JAGDA。AtypI国際タイポグラフィ協会。東京TDC(東京タイプディレクターズクラブ)。CRIC(公益社団法人著作権情報センター)。

主な受賞:
2005年、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞。
2008年、ニューヨークTDC2審査委員賞受賞。
2009年、JAGDA年鑑入選
2010年、2009年、TokyoTDC年鑑入選。
2011年、D&AD Professional Awards入選。
2011年、ATypeI Letter.2入賞。
2014年、2013年、2012年、2011年、2008年、2007年、2004年、1998年、日本タイポグラフィ年鑑入選。

執筆:
「デザイン文字と意匠権・商標権/タイプフェィスの権利をとりまく現実」(JTA(Ti誌)242号:2005.10.) 
「意匠登録公報に見る欧文タイプフェイスデザィンの傾向」(JTA(Ti誌)247号:2007.4.)
「韓国のタイプフェイス法的保護事情」(JTA(Ti誌)249号:2007.10.) 
「タイプフェイスの権利と現実」(JTA(Ti誌)268号別冊「知的財産権特集」:2012.7.)

活動:
タイプフェイス/グラフィックデザインの創作活動。 2006年・2007年、特許庁主催の「タイプフェイスの保護のあり方に関する調査研究」委員会への参画など、タイプフェイスの保護推進活動。
「デザインを育てるには、知的財産権の保護が不可欠」(日経デザインー取材記事:2006.5.)
『知的財産の適切な保護のあり方に関する調査研究報告書』[財]知的財産研究所:2007.3.)
『タイプフェイスの保護のあり方に関する調査研究報告書』[財]知的財産研究所:2008.3.)

葛本 茂(かつもと しげる)

Shigeru Katsumoto

プロフィール:
1967年、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
1977年、株式会社ジャパン・アド・クリエイターズ設立、代表取締役。1988年、株式会社視覚デザイン研究所設立、代表取締役。

所属団体:
日本タイポグラフィ協会
AtypI国際タイポグラフィ協会

主な受賞:
1976年、毎日広告デザイン賞、日経広告賞。
2005年、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞。
2008年、ニューヨークTDC2審査委員賞受賞。
2009年、JAGDA年鑑入選
2010年、2009年、TokyoTDC年鑑入選。
2011年、D&AD Professional Awards入選。
2011年、ATypeI Letter.2入賞。
2014年、2013年、2012年、2011年、2008年、2007年、2004年、1998年、日本タイポグラフィ年鑑入選。

活動:
長年にわたって、大手企業の広告およびグラフィックデザイン関連のアートディレクション活動に携わり、多くの広告・プロモーション・CIデザインなどを手掛ける。1980年代になってデザイン制作の現場にパソコンの導入が始まり、伝統的な活字や写植の書体が、徐々にデジタル化されてDTP全盛の時代に移行していった。デジタル化によって作業効率は飛躍的にアップしたが、デザインの質に変化は起きなかった。「デジタル時代に相応しいもっと多彩なフォントが欲しい。」そんな渇望心から、従来の活字や写植とは一線を画す「新しい発想のタイプフェイス」の模索を始める。コンセプトは、文字が主張するようなインパクトと表情。そして、判読性・可読性を高めたユニバーサルデザインへの配慮。従来のレタリングの常識や概念を払拭して、すべての文字(ひらかな・カタカナ・漢字・英数記号からラテン文字)を、日本語の組版にマッチするように設計。そして生まれた第1号が「ロゴG」である。以降、新しいディスプレイ書体の創作を精力的に発表し、145書体になった。